SHATZY CHENシャッツィ・チェン 2019年 秋冬 イメージフィルム

鑲 守

 


 

深い山あいに暮らすモン族(苗族)は、神秘的な信仰と遠い昔から伝わる神話をたいせつにしています。山々が連なる美しい奇観、山の間をうねうね流れる川、古歌の吟唱が織りなす天地は霧の中から万物を生み出します。

 

2019の秋冬イメージフィルムは、日本のフォトグラファー、キクマヤスナリ氏(SYMPHONIC)が撮影を担当しています。2019秋冬のブランドコンセプト「麗しの秘境」からイメージをふくらませ、台湾北部の山間部で撮影が行われました。今年度のイメージキャラクター、何穗(スイ・ハ)が霧深い雨の山で神秘的で艶かしい美しさを魅せてくれます。ファッションウィークでも近ごろ注目の新進男性モデルSasha Komissarov、女性モデルMaya Derzhevitskayaとともに、《鑲守》モン族のエキゾチックな色彩を表現します。

 

 

キクマヤスナリ氏は「台湾の山々のはっとするような稜線と岩脈が織りなす姿と、モデルの繊細な美しさが絶妙に結びつき、時間はまるで永遠にそこにとどまっているよう」と語ります。ロケが行われた台湾北部の山は、角張った巨石と急勾配の山壁の連なりに風雪の爪痕が残され、荒々しい手つかずの美とファッションとのコントラストが際立ちます。奥深い谷道が鉱山を走り、うねうねと注ぐ水の流れが、未知への想像をかき立ててくれます。2019秋冬シーズンの物語に、思わずたずねてみたくなるファンタジックな異郷の味わいを添えています。

 

音楽は日本のミュージシャン、Kaito Sakuma a.k.a BATICがさらに想像の空間を広げています。コンピュータアルゴリズムを使った実験的で抽象的なスタイルの音楽は、ピアノ、エレキギター、さまざまな音色の多重合成と、偶然に生み出されるリズムが行き交う中に、広がりと調和が表現されています。

キクマヤスナリ氏のスタイルは変幻自在。細やかな心の動きと温もりから、ファッションならではの色彩表現まで、エッジの効いた画面構築でありながら心の風景をも映し出します。長い間ニューヨークやパリで培った豊かな表現力を生かし、作品はニッチで前衛的な場から国際的ファッション誌まで幅広く発表されています。

 

アジア系モデルとして世界的なスーパーモデル、スイ・ハ(何穗)がグローバルブランドキャラクターとして2019秋冬のイメージフィルムに登場。スイ・ハは「これまでのコラボレーションで、SHIATZY CHENのクラシックな工芸の伝承へのこだわりと表情豊かなスタイルへのたゆまぬ挑戦を目の当たりにし、心を打たれ敬意を抱いています」と語ります。シャッツィ・チェンは初心を忘れず、その職人芸と品質を磨き続けています。スイ・ハと同様、独特のスタイルと自分らしさにこだわり、国際舞台で常に注目を集め、光を放ちながらもひかえめでつつましやか、それでいて輝きを放ちながら前進しています。今後もスイ・ハとのコラボレーションを通じ、さらにファッションをエキサイティングに表現していきます。

 

 

 

【Photo Credit】

DIRECTOR / PHOTOGRAPHER : YASUNARI KIKUMA (SYMPHONIC)

MUSIC/VIDEO EDIT : KAITO SAKUMA A.K.A. BATIC   IG: @batic909

GRADING/ GABA FUKUNAGA

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